動画de楽しむ実験
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120秒の映像の中に、いくつフシギを見つけられるかな?
2ndシーズン放映中の「120秒の科学」の見どころを解説します。
酸とアルカリ
![120秒の科学「酸とアルカリ」](/120s/img/thumbnail/no019.jpg)
紫キャベツの汁に、レモンや炭酸水、洗剤を加えると、汁の色が赤や青へさまざまに変わります。これは紫キャベツに含まれる色素が、酸性では赤、中性では紫、アルカリ性では青へ変化するからです。紫キャベツの汁を染み込ませた紙に、電池をつないだペンで絵を描くこともできます。では、どうして電気で色が変わるのでしょうか。
![実験過程写真](/feature/img/movie/1-1.jpg)
![実験過程写真](/feature/img/movie/1-2.jpg)
加えたレモン汁は酸性、炭酸水は弱酸性、石けん水はアルカリ性です。最後に加えた塩素系漂白剤は強アルカリ性で、紫キャベツの汁は濃い青に変化した後、色素が漂白されて白くなりました。
![実験過程写真](/feature/img/movie/1-3.jpg)
![実験過程写真](/feature/img/movie/1-4.jpg)
紫キャベツの汁に塩を入れておけば、電気を使って絵が描けます。塩から生じるナトリウムイオンが電気をおびたペン先に集まると、アルカリ性を示すためです。
大気圧
![120秒の科学「大気圧」](/120s/img/thumbnail/no006.jpg)
薄いプラスチックのシートを置いて持ち上げただけなのに、重いコップが一緒にふわり! シートは簡単にはがすことができ、接着剤を使ったわけではありません。
これは大気圧(空気の圧力)のなせるわざ。大気圧は意外に大きく、地表付近では1cm²あたり約1kg重。普段は気にしない大気圧ですが、想像以上に大きな力を持っているのです。
![実験過程写真](/feature/img/movie/2-1.jpg)
![実験過程写真](/feature/img/movie/2-2.jpg)
10cm×10cmのシートにかかる大気圧は、計算では100kgに! この力を利用してシートを密着させることで、重いコップやテーブルでも持ち上げることができます。
![実験過程写真](/feature/img/movie/2-3.jpg)
![実験過程写真](/feature/img/movie/2-4.jpg)
火をつけたろうそくを水に浮かべてコップを被せます。火が消えてコップ内の空気が冷えると気圧が下がり、外の大気圧に押されて水が吸い込まれます。
比重
![実験過程写真](/feature/img/movie/3-1.jpg)
![実験過程写真](/feature/img/movie/3-2.jpg)
塩を足すと、水の比重が大きく(密度が高く=重く)なるため、沈んでいた野菜が浮かびます。
![実験過程写真](/feature/img/movie/3-3.jpg)
![実験過程写真](/feature/img/movie/3-4.jpg)
氷が水に浮くように、冷凍ミカンは水に浮きます。ミカンの氷が溶けて水になると、比重が大きくなり沈みます。
結晶
![実験過程写真](/feature/img/movie/4-1.jpg)
![実験過程写真](/feature/img/movie/4-2.jpg)
結晶ができるのは、物質を構成している原子や分子、イオンに規則正しく並ぼうとする性質があるためです。
![実験過程写真](/feature/img/movie/4-3.jpg)
![実験過程写真](/feature/img/movie/4-4.jpg)
こちらは結晶が溶けるシーン。氷の内部が融解するときには、結晶構造の空洞(チンダル像)を見ることができます。