おいしいフシギ

色が変わる
不思議なメレンゲ(#1)

  • 調理時間60分
色が変わる不思議なメレンゲ 色が変わる不思議なメレンゲ

監修:ケーキデザイナー・芸術教育士 太田さちか 
※監修者の肩書きは掲載当時のものです。
企画制作: 日本ガイシ株式会社

Science point

水素イオンが赤、紫、青の
グラデーションをつくる
【アントシアニン】

赤や緑、黄色など、食品にはさまざまな「色素」という、色を持つ成分が含まれています。紫イモの鮮やかな紫色のもとになっているのは「アントシアニン」という色素です。アントシアニンが他の色素と大きく異なる点は、水素イオンの濃度(pH)によって連続的にダイナミックに色が変わることです。酸性の溶液中では赤やオレンジ、中性では紫、アルカリ性では青や緑へと変化する性質があります。卵白は弱アルカリ性なので、卵白を泡立てたメレンゲに紫イモのパウダーを混ぜると青になり、そこに酸性のレモンをかけると赤(ピンク)に変わります。この色変わりは、pHに応じてアントシアニンから水素イオンが外れたり、結合したりして、分子構造が変化することで起こります。水素イオン濃度が低いアルカリ性では、アントシアニンは青以外の光を吸収する分子構造をしていますが、水素イオン濃度が高い酸性では、アントシアニンに水素イオンが結合し、波長の短い青や緑の光を吸収する構造に変わるため、赤く見えるようになるのです。

色素の色を変えるものには
何があるのだろう?

アントシアニンは、金属にも反応しやすいという特徴があります。例えばアジサイの花(正確には「がく」)のアントシアニンは、土壌中から吸収したアルミニウムと結合すると青色になることが分かっています。アジサイの花が、同じ品種や株、花でも赤や紫、青と色が異なるように、植物の色はさまざまな成分や仕組み、条件が関係しあって決まると考えられています。

直径5cmカップケーキ6個分

卵白
1個分
グラニュー糖
30g
ひとつまみ
紫イモパウダー(※)
2g
レモン果汁(市販)
60g
カップケーキ(市販)
6個

※紫イモパウダーは、100円ショップやスーパー、製菓材料店、ネットなどで購入できます。

つくり方

下準備絞り袋に星口金をセットしておく。

  1. ボウルに、卵白と塩を入れ、ハンドミキサーで泡立てます。

  2. 卵白が白っぽくなったら、グラニュー糖を3回に分けて加えながら、さらに泡立て、固いメレンゲにします。

  3. 紫芋パウダーを加え、ゴムベラで全体を混ぜ合わせます。

    Science point

    紫イモパウダーと交わることで、
    メレンゲは淡い青色に変化!

  4. 星口金をセットした絞り袋にメレンゲを入れ、カップケーキにデコレーションします。「の」の字を描くように絞ると、バラの模様ができます。

  5. バラの部分に、スプーンなどを使ってレモン果汁をかけます。

    Science point

    バラの部分にレモン果汁をかけると
    ピンク色に変化!
    最初は薄いピンク色ですが、
    4〜5分経つと濃いピンク色になります。

  6. 完成

注意事項

  • 必ず手順を読んでから調理を行ってください。
  • 調理器具、特に火気などの取り扱いには十分注意し、けがをしないようにしましょう。
  • 小学生など低年齢の方が実験を行う場合は、必ず保護者と一緒に行ってください。
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