アントシアン

花の色が変わる・・・?(No.119)

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花の色が変わる・・・? 花の色が変わる・・・?

実験監修:名古屋市科学館学芸員 佐伯平二 
※監修者の役職は掲載当時のものです。
企画制作: 日本ガイシ株式会社

実験の説明

どうしてなのかな

紫色に染めた花に透明な液体をつけると花が緑色に、別の透明な液体をつけるとピンク色に変わります。ひとつの花が3色に染まって、とってもきれい。でも、ちょっとふしぎですね。

そうかなるほど

紙でつくった花には紫キャベツの煮汁がしみ込ませてあって、花が緑色に変わった液体は重曹(じゅうそう)の水溶液、ピンク色になった液体はお酢だったのです。重曹の水溶液はアルカリ性、お酢は酸性、つまり、紫キャベツの煮汁はpH(ペーハー)で色が変わったのです。紫キャベツにはアントシアンという色素が含まれていて、この色素は酸性では赤っぽく、中性では紫っぽい色、アルカリ性では青緑っぽい色になります。アントシアンはいろいろな植物に広く分布していて、花の色の多くはアントシアンによるものですが、pHだけではなく、鉄やアルミニウム、マグネシウムなどの金属イオンと結合したり、他の分子や複数のアントシアン分子が複合体をつくることなどでさまざまな色をつくりだして、私たちを楽しませてくれているのです。No.10では水の電気分解と組み合わせた実験、No.35では酸性雨を調べる実験を紹介しています。これらも試してみましょう。

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