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古代の赤が復活!?(#2 赤色)

監修:生物学者  福岡伸一 
※監修者の肩書きは掲載当時のものです。
企画制作: 日本ガイシ株式会社

今回のテーマ「赤色」のサイエンス

「赤」は、人類にとって最もなじみ深い色の一つ。お菓子の赤やピンク、建物の彩色など、身近な赤色の由来を探ると、昆虫や石などちょっと意外なものも!?旧石器時代の人が生み出した古代の赤は、サスティナブルな素材としてあらためて注目されています。先人たちの知恵に触れてみましょう。

福岡ハカセのもう一言よろしいですか?

色シリーズの2回目は「赤」の歴史や原料について取り上げます。
赤は、人類にとって最も身近で特別な色で、アルタミラ(スペイン)にある洞窟壁画にも赤色の彩色がみられます。ここで使われている「ベンガラ」は、最古の着色剤の一つで、なんと1万年以上も前の旧石器時代の人々が、鉄が酸化すると赤くなるという性質に気付き発見した赤い顔料です。日本でも縄文土器や古墳などの彩色に古くから使われてきました。

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そしてこのベンガラは、土(鉱物)から取れて、また土に戻るサスティナブルな材料として見直されていて、繊維やオーガニック製品の染料としても再注目されているんです。ちなみに、酸化鉄は安定していて毒性が少なく、その安全性が確認されています。先人の知恵から私たちが学ぶことは、まだたくさんありそうです。

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