誘導モーター

磁石に追いつけ!(No.116)

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磁石に追いつけ! 磁石に追いつけ!

実験監修:名古屋市科学館学芸員 佐伯平二 
※監修者の役職は掲載当時のものです。
企画制作: 日本ガイシ株式会社

実験の説明

どうしてなのかな

アルミテープを巻いた筒が磁石のあとを追うように回っています。アルミは磁石にくっつかないはずなのに、ちょっと不思議ですね。

そうかなるほど

No.64では、磁石にくっつかない金属でも自由電子がつくる「うず電流」によって磁石のようになることを実験で確認しました。またNo.108では、磁石とコイルで電磁誘導の実験をしましたね。写真の筒はこれらの原理で回っているのです。
金属導体(今回の実験では筒に巻いたアルミテープ)のまわりで磁石が動くと、導体をつらぬく磁力線の変化をさまたげるような向きのうず電流が導体の中に流れます。磁界の中で電流が流れると導体に電磁力がはたらいて、導体は磁界が動く方向と同じ向きの力を受けることになります。筒はこの力で回転するのです。
この原理を応用したモーターは身のまわりでもたくさん使われていて、誘導モーターと呼ばれています。誘導モーターには回転する磁界が必要ですが、今回の実験のように磁石を動かすのではなく、固定した電磁石に交流を流すことで回転する磁界をつくって構造を簡単にしています。

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