もしもなミライ

未来では、
“推し”の人生に没入できちゃうかも?(No.3 身につける記憶)

未来では、“推し”の人生に没入できちゃうかも? 未来では、“推し”の人生に没入できちゃうかも?

監修:空想科学研究所 柳田理科雄 
企画制作: NGK株式会社

憧れの人の
経験や気持ちを追体験

謎に包まれてきた脳の仕組みは、近年の研究によって明らかになりつつある。脳の電気信号や血流の変化を測定し解析することで、頭に思い浮かべた画像や、さらには感情の傾向までも大まかに推定できるようになってきた。
歌手が大規模ライブを成功させた時の高揚感。スポーツ選手が勝利した瞬間の達成感。そんな“感動”を、ファンが一緒に味わう。そんな日が来るだろうか?
カギを握るのは、装置の高性能化・小型化を支える「半導体」だ。脳内の神経細胞が発する微弱な信号を細かく捉えるには、ノイズの影響をいかに抑えるかが課題となる。そのノイズを取り除きながら、脳活動をリアルタイムに追いかけるには、現状では高い演算能力を備えた大きな計測装置が必要だ。
だが、半導体のさらなる進化により、処理能力はより高度に、サイズはよりコンパクトになっていくはずだ。たとえば、脳内に点在する大きさわずか0.5ミリメートルほどの「コラム構造」(神経細胞約10万個の集合体)の動きをつぶさに解析できる超小型のウェアラブル端末が実現すれば、今よりもずっと鮮明に感じたことを記録できるようになるだろう。
いずれは憧れの人の経験や気持ちを追体験する新しい“推し活”のトレンドが生まれるかもしれない。

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