コヒーラー

静電気と電磁波のマジック(No.235)

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静電気と電磁波のマジック 静電気と電磁波のマジック

実験監修:東海大学特任教授 滝川洋二 
※監修者の役職は掲載当時のものです。
企画制作: 日本ガイシ株式会社

実験の説明

なんでだろう?

静電気をパチッと放電すると、コップの中のLEDが点灯しました。

そうなんだ!

LEDに全く手を触れていないのに点灯するなんて、まるでマジックのようですね。でも、ちゃんと理由があります。 コップの中のLEDは、アルミホイルを介して電池とつながっています。アルミホイルと電池は軽く接触していますが、アルミニウムは酸化しやすく、すぐに表面が酸化膜で覆われて接触不良になります。アルミニウムの酸化膜は電気抵抗が大きいので、電流が流れなくなるのです。
それでは、放電によって何が起こるのでしょう? 放電すると電磁波が発生します。電磁波はガラスのコップを通り抜け、電池と接触しているアルミホイルの酸化膜に作用します。電池との接点には一瞬だけ高い電圧がかかるので、酸化膜に穴が開いて 電池とアルミホイルの間に電流が流れLEDが点灯します。このように、電磁波を受けると電流が流れる装置をコヒーラーといい、初期の無線電信では実際の受信機に使われていました。

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