高分子フィルム

謎の密室「加湿」事件(No.226)

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謎の密室「加湿」事件 謎の密室「加湿」事件

実験監修:東海大学特任教授 滝川洋二 
※監修者の役職は掲載当時のものです。
企画制作: 日本ガイシ株式会社

実験の説明

なんでだろう?

密封したポリ袋の中で湿度が上昇した謎を解く!

そうなんだ!

水分を含むと紙のせんいが伸びて変形することを利用して、簡単な湿度センサーを作りました。ポリ袋にその簡易湿度センサーを入れて密封し、湿度の高い場所に置きます。するとセンサーが反応して、ポリ袋の中の湿度も高くなったことを示しました。水を入れてももれないポリ袋なのに、どうして密封した袋の中の湿度が上昇したのでしょう?
謎を解くカギは、ポリ袋の材質にあります。ポリ袋はポリエチレンという物質を薄いフィルム状にして作ります。ポリエチレンは、炭素と水素からなるエチレンの分子が多数結合し、網目のようになったものです。このような構造の物質を高分子化合物といいます。
液体の水分子はくっつき合って大きなかたまりになる性質がありますが、気体の水分子は基本的にバラバラです。単独の水分子はポリエチレンの網目より小さく、比較的容易に通り抜けることができるので、密封していてもポリ袋内に浸入できたのです。分子の網目が細かく水分子が通れないガラスの容器で実験すると、センサーは反応しません。

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