実験の説明
なんでだろう?
磁石を一直線に並べ、その両側に金属のレールをしきます。
レールに電流を流して、軽いスポンジでつくった模型を置くと勢いよく滑りました。
まるで、リニアモーターカーのようですね。
模型は、いったいどんな力で動いたのでしょうか?
そうなんだ!
スポンジの模型を動かしているのは、磁力と電流の作用で生まれる「ローレンツ力」です。
磁力のはたらく空間(磁界、磁場)で導線に電流を流すと、電流は一定の向きに力を受けます。
この関係は、フレミング左手の法則として下図のように表されます。
この実験は簡単なしくみですが、実はこれも立派なリニアモーターです。
リニアモーターは「直線のモーター」という意味で、回転するモーターを切り開いて帯のようにつないだものです。
リニアモーターは、直線的な動きを必要とする場合は回転モーターよりも都合が良いので、鉄道や機械など多くの場所で使われるようになってきました。
