ハミルトンの風車

風車を回す風船パワー(No.199)

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風車を回す風船パワー 風車を回す風船パワー

実験監修:東海大学教育開発研究所所長 滝川洋二 
※監修者の役職は掲載当時のものです。
企画制作: 日本ガイシ株式会社

実験の説明

なんでだろう?

アルミホイルで羽根をつくった風車を風船で回してみましょう。といっても、風船の空気を羽根に吹きつけて回すのではありませんよ。 アルミホイルでつながっている、はなれた棒にゴム風船を近づけると、羽根がくるくると回り始めました。風がない室内なのに、どうして風車が回るのでしょう?

そうなんだ!

風車を回しているのは風船の静電気です。ただし、静電気が羽根に直接作用するわけではありません。ウールでこすった風船はマイナスの電気を帯びます。風船をアルミホイルに近づけるとマイナスの電気が反発し(プラスに帯電)、ホイルの反対側にマイナスの電気が集まります。それが金属の棒を通って風車の羽根まで伝わります。実は、この羽根の形に秘密があります。羽根は先端がとがった形ですね。静電気には、とがったところに集まる性質があるので、羽根の先端にマイナスの電気が集中します。すると、近くの空気の分子もマイナスに帯電するので、同じマイナスに帯電した羽根と反発します。このとき押し出された空気の反作用で風車が回るのです。このようなしくみをハミルトンの風車といい、高圧静電気を確かめる実験として知られています。

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