モーターの原理

モーターの赤ちゃん誕生(No.188)

お気に入りに追加お気に入り

モーターの赤ちゃん誕生 モーターの赤ちゃん誕生

実験監修:東海大学教育開発研究所所長 滝川洋二 
※監修者の役職は掲載当時のものです。
企画制作: 日本ガイシ株式会社

実験の説明

なんでだろう?

エナメル線で作った小さな輪がくるくる回っています。まるでモーターの赤ちゃんのようですね。使っているのは、エナメル線のほかに小さな磁石と乾電池とクリップ。たったこれだけの簡単なしくみなのに、どうして回り続けることができるのでしょう。

そうなんだ!

磁界の中でコイルに電流を流すと、コイルは力を受けて回転します(図)。ところが、コイルが半回転して上下が入れ替わると電流の向きが反対になるので、力の向きも反対になって逆方向に回ります。このままでは半回転ごとに力の向きが入れ替わるため、回り続けることができません。実際のモーターでは、「整流子」と「ブラシ」という部品を使って途中で電流の向きを切り替えていますが、簡単な工夫でこの問題を解決してみましょう。コイルの両端のエナメル線は、電流を流すために被膜をはがしています。その際に、片方は部分的に皮膜が残るように細工して、エナメル線に整流子の役割を持たせるのです。コイルが半回転したときに、皮膜が残っている部分では電流が流れなくなり、磁界からの力を受けなくなります。コイルはそれまでの勢いで回るので、さらに半回転して再び電流が流れ、回転が続きます。かわいいけれど、ちゃんとモーターと同じ原理で動いています。

もしこの実験が気に入ったらシェアしてください