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磁石に横取りされた音電流と磁力

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振動板がないのにどうして音が出るの?

この実験の装置には振動板が見当たりません。それなのに、どうして音を出すことができるのでしょう? 振動板は通常コイルに取り付けられています。磁石の近くにあるコイルに音の電気信号を流すと、お互いに引き合ったり反発したりして振動します。今回はとくに振動板を設けませんでしたが、コイルを固定するのに使ったセロハンテープがその役割を果たしています。ピンと張ったセロハンテープは適度な硬さがあり、イヤホンの振動板として十分に機能するのです。振動板をもっと大きくすれば、もっと大きな音を出すこともできます。紙コップや下敷きなど、いろいろなものを振動板にして音の違いを確かめてみましょう。ちなみに、磁石を耳に当てても、かすかに音が出ているのがわかります。

図説

電流と磁力の関係を発見したエルスレッド

現代社会を支える多くの電気機器も、電気そのものをつくる発電機も、電流と磁力の相互作用を抜きにしては成り立ちません。ところが、電流と磁力の関係を発見した「現代文明の生みの親」とも言える人物については、一般にはあまり知られてないようです。
デンマークの物理学者であるハンス・クリスティアン・エルスレッドは、1820年に大学で電気の講義の準備をしていました。電池に導線をつないだ回路のスイッチを入り・切りすると、たまたま導線の近くに置いてあった方位磁針の針が動くことに気付きます。それまで電気と磁気は無関係なものと考えられていたのでエルスレッドは大変驚きましたが、すぐに電流が磁針に作用したことを理解したと言われています。その後、学会に報告されたエルスレッドの発見は大反響を呼び、電気学の発展に大きく貢献しました。エルスレッドの名は、その功績をたたえて磁界(磁場)の強さの単位として使われています。

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