極性分子

とける氷、とけない氷!?(No.94)

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とける氷、とけない氷!? とける氷、とけない氷!?

実験監修:名古屋市科学館学芸員 佐伯平二 
※監修者の役職は掲載当時のものです。
企画制作: 日本ガイシ株式会社

実験の説明

どうしてなのかな

冷凍室から取り出したばかりの2つの氷。ひとつは表面を水でぬらし、もうひとつはそのままにして電子レンジであたためると、どうなるかな?表面をぬらした氷はすぐにとけてしまうけど、そのまま入れた氷はあまりとけない。ふしぎだね。

そうかなるほど

水の分子は、ひとつの酸素原子とふたつの水素原子がくっついていて、酸素側にマイナス、水素側にプラスの性質が現れる。このように、ひとつの分子の中でプラスとマイナスの配置にかたよりがある分子を極性分子と言っている。電子レンジは、プラスとマイナスが1秒間に24億5千万回も入れ替わる電波(マイクロ波)と、水が極性分子であることを利用してものをあたためる道具だ。電波はプラスになったりマイナスになったりして空間を進むので、極性分子である水の分子はそのたびに電波の方向に酸素側が引き寄せられたり水素側が引き寄せられたり、激しく動いて熱を発生させるんだ。氷になっている水の分子は隣の分子としっかりつながっているため、動きにくいからとけにくい。氷の表面を水でぬらすと、その水の分子は激しく動いて熱を発生するから、氷は早くとけるというわけ。水はふしぎな性質を持っているんだね。

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