どうしてなのかな
上の絵を使って、動く絵のおもちゃ「驚き盤(フェナキスティ・スコープ)」を作ってみましょう。この円盤に描かれた絵を鏡に向けて回転させ、細いすき間(スリット)を通して鏡に映った絵をのぞくと、絵が動いて見えます。どうして動いて見えるのでしょう?
そうかなるほど
見ている絵が目の前からなくなっても、少しの間だけ視覚にその絵が残っている現象を残像といいます。フェナキスティ・スコープはこの残像現象を利用したおもちゃで、アニメーションや映画が動いて見えるのも同じ原理です。スリットを通して絵を見た次の瞬間には円盤の裏面が視界をさえぎり、その次の瞬間には次のスリットを通して次の絵が見えるというくり返し。こうして少しずつ変化させた絵を次々と切りかえて見ると、残像の効果で絵は連続した動画のように見えるのです。ノートのすみなどにパラパラマンガを描いたことはありませんか?これも残像現象を利用したアニメーションの一種です。
1. ボール紙(A4~A3サイズ)1枚
2. 黒の画用紙(A4~A3サイズ)
1枚
3. 丸いハシ 1本
4. ペットボトルのキャップ 2個
5. 吸盤 1個
6. カッターナイフ
7. はさみ
8. スティックのり
10. 色えんぴつ


工作の完成品
好きな円盤の絵をえらんでプリントアウトしてください。






[工作の注意]
・NGKサイエンスサイトで紹介する実験は、あくまでも家庭で手軽にできる科学実験を目的としたものであり、工作の完成品は市販品と同等、もしくは代用品となるものではないことを理解したうえで、個人の責任において実験を行ってください。
・工作を行う際は、必ず手順を読んでから行ってください。
・刃物や器具の取り扱いには十分注意し、ケガをしないようにしましょう。
・小学生など低年齢の方が実験を行う場合は、必ず保護者と一緒に行ってください。
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2
ボール紙の表に円盤、裏に黒の画用紙をはります。
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3
円盤のりんかく(点線の部分)を切りぬき、中心に、ハシを通す丸い穴をあけます。
※キリで穴をあけた後、ボールペンなど軸の丸いもので穴を押し広げるときれいな丸い穴ができます。 -
4
ペットボトルのキャップ2個に穴をあけます。穴は、ハシの太い部分に固定できるように、少しきつ目にします。
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5
円盤、ペットボトルのキャップ、吸盤を図のように、ハシに通します。
[実験の注意]
・NGKサイエンスサイトで紹介する実験は、あくまでも家庭で手軽にできる科学実験を目的としたものであり、工作の完成品は市販品と同等、もしくは代用品となるものではないことを理解したうえで、個人の責任において実験を行ってください。
・実験を行う際は、必ず手順を読んでから行ってください。
・刃物や器具の取り扱いには十分注意し、ケガをしないようにしましょう。
・小学生など低年齢の方が実験を行う場合は、必ず保護者と一緒に行ってください。
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1
吸盤を鏡に押しつけながら円盤を回します。
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2
視線を動かさずにスリットから鏡に映る絵を見ると、絵が動いて見えます。
※動画が見やすい距離には個人差があります。目の位置や円盤を前後に移動させて鏡までの距離を調整してみましょう。
NGKサイエンスサイトで紹介する実験は、あくまでも家庭で手軽にできる科学実験を目的としたものです。工作の完成品は市販品と同等ではなく、代用品にもならないことを理解したうえで、個人の責任において実験を行ってください。
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