どうしてなのかな
今から400年ほど昔、オランダにリッペルスハイというレンズ職人がいました。ある日、2枚のレンズを手にかざして教会の風見鶏を見たところ、大きく見えたことに大変驚き、これをきっかけに1608年に対物レンズに凸レンズ、接眼レンズに凹レンズを使った望遠鏡の特許を申請しました。これが世界最初の望遠鏡で、オランダ式望遠鏡と呼ばれています。でも、どうして風見鶏は大きく見えたのでしょう?
そうかなるほど
虫めがねを眼から離して遠くのものを見ると逆さになった像が見え、眼に近づけて近くのものを見ると拡大されてみえますね。望遠鏡はこれらのことを組み合わせたもので、対物レンズで遠くにある物体からの光を集めて像を結び、接眼レンズでその像を拡大して見ているのです。リッペルスハイの発明を聞いたイタリアの学者ガリレオ・ガリレイは、理論分析して1609年に30倍もの大きさで見えるガリレオ式望遠鏡をつくり、天体を観測して木星の衛星や太陽の黒点、月面の凹凸、金星の満ち欠けなどを発見しました。これらの望遠鏡は正立した像が見られるものの視野が狭いという欠点がありましたが、1611年にはドイツの天文学者ヨハネス・ケプラーが2枚の凸レンズを使って像は倒立しているものの視野が広いケプラー式望遠鏡を発表しました。その後、1688年にはイギリスの科学者アイザック・ニュートンが凹面鏡を使って像のボケを少なくしたニュートン式望遠鏡をつくりました。それでは私たちもケプラー式の望遠鏡をつくってみましょう。
1. 虫めがね(倍率4倍以上)1個
2. 老眼鏡※(度数+1.50)1個
3. 調理用ラップの芯
(長さ30cm)2本
4. 紙コップ 2個
5. 画用紙(B4サイズ)1枚
6. 木工用接着剤
7. セロハンテープ
8. カッターナイフ
9. コンパス
工作の完成品
※100円ショップなどで
入手できます。
[工作の注意]
・NGKサイエンスサイトで紹介する実験は、あくまでも家庭で手軽にできる科学実験を目的としたものであり、工作の完成品は市販品と同等、もしくは代用品となるものではないことを理解したうえで、個人の責任において実験を行ってください。
・工作を行う際は、必ず手順を読んでから行ってください。
・刃物や器具の取り扱いには十分注意し、ケガをしないようにしましょう。
・小学生など低年齢の方が実験を行う場合は、必ず保護者と一緒に行ってください。
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1
ラップの芯1本の片方の端10cmくらいの部分に接着剤をぬります。
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2
画用紙の上に図のように 3本のラップの芯を置き、画用紙をしっかり巻きつけてセロハンテープで止めます。
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3
紙コップ2個を底から3分の2のところで切り、底にラップの芯が入る大きさの穴をあけます。
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4
画用紙で巻いたラップの芯の両端に紙コップを通しておきます。
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5
虫めがねと老眼鏡(片方)からレンズを外し、2本のラップの芯に1個ずつ接着剤ではり付けます。
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6
紙コップを両端のレンズの近くに接着してフードにします。
[実験の注意]
・NGKサイエンスサイトで紹介する実験は、あくまでも家庭で手軽にできる科学実験を目的としたものであり、工作の完成品は市販品と同等、もしくは代用品となるものではないことを理解したうえで、個人の責任において実験を行ってください。
・実験を行う際は、必ず手順を読んでから行ってください。
・刃物や器具の取り扱いには十分注意し、ケガをしないようにしましょう。
・小学生など低年齢の方が実験を行う場合は、必ず保護者と一緒に行ってください。
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1
ラップの芯をスライドさせて焦点を合わせます。
逆さになりますが、遠くの景色が近くに見えます。 -
2
夜になったら月を見てみましょう。
※太陽は絶対見てはいけません!
NGKサイエンスサイトで紹介する実験は、あくまでも家庭で手軽にできる科学実験を目的としたものです。工作の完成品は市販品と同等ではなく、代用品にもならないことを理解したうえで、個人の責任において実験を行ってください。
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