ルーローの三角形

"三角"なのに、動きは"まる"(No.77)

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実験監修:名古屋市科学館学芸員 佐伯平二 
※監修者の役職は掲載当時のものです。
企画制作: 日本ガイシ株式会社

実験の説明

どうしてなのかな

古代の人たちは巨大な石を運ぶとき、木のレールの上に「コロ」という円い棒を並べ、木製のそりに石をのせて引っ張ったそうです。工場のローラーコンベアにも同じような円い棒が使われていて、のせたものを移動させています。これは円い棒にしかできないのでしょうか? 上の写真を見てください。奇妙な三角形は円い棒と同じように、のせたものを上下にガタガタ揺らすことなく水平に移動させています。どうしてでしょう?

そうかなるほど

のせたものが水平に移動するためには、円い棒にのせたときのように、ものと地面との距離が一定に保たれていることが必要です。これは断面が円形でなくても できます。それができるもっともシンプルな形が、ルーローの三角形です。ルーローの三角形では、三角形の頂点とそれに向き合う円弧のどの位置に直線を引いても長さが同じになります。つまり、円い棒と同じでどこを計っても断面の幅は変わりません。このため、断面が三角形でものせたものを水平に移動させること ができるのです。ルーローの三角形はコンパスと定規で簡単につくれます。さっそく試してみましょう。

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