重力

重力に逆らう?不思議な斜面(No.44)

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重力に逆らう?不思議な斜面 重力に逆らう?不思議な斜面

実験監修:名古屋市科学館学芸員 佐伯平二 
※監修者の役職は掲載当時のものです。
企画制作: 日本ガイシ株式会社

実験の説明

どうしてなのかな?

ニュートンは、リンゴの実が木から地上に落ちるのを見て万有引力を発見しました。万有引力とは、質量をもつ物体の間に働く引力のことです。私たちが地上に立っていられるのは、地球と私たちの身体の間に万有引力が働いているからです。この万有引力に、地球の自転による遠心力の影響を含めたものを重力と呼んでいます。この重力の働きによって、地球上の物体はすべて地上に落下しようとします。今回は、この重力に逆らう実験をしてみます。なんと、お茶わんが斜面をのぼっていくのです。不思議ですが、実験では確かにそう見えます。でも、そんなことがあり得るのでしょうか?

そうかなるほど!

斜面の真横から見ると、ふたつに貼り合わせたお茶わんが斜面をのぼっていくように見えます。次に斜面を真上から見ると、2本のレールからできた斜面は低い方から高い方に向かって幅が広がり、V字型になっています。重力は物体の各部に働いています。その各部に働く重力の合わさった力の中心点を重心といいます。その重心の位置の動きを見ると、斜面にそって下へ下へと沈んでいくことがわかります。
つまり、重力の自然な法則に従っているわけです。このような形をした斜面では、重心の位置を見れば斜面を下っているのがわかるのですが、お茶わん全体では斜面をのぼっているように見えるのです。

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