どうしてなのかな?
川底をのぞいたことがありますか
これから、川遊びが気持ちよい季節です。ちょっと注意して見ると、川底にはいろいろな生き物がいます。浅瀬のきれいな水が流れている場所で、底石を持ち上げたり、藻や水生植物の間を探してみてください。石の裏側に張りついているもの、泥の中にもぐっているものなど、さまざまな底生(ていせい)生物を見つけることができるはずです。このような生き物たちは、 どんな川にもすんでいるのでしょうか?
そうかなるほど!
汚れ方で違う生き物の種類
川の汚れの程度によって、川底にすむ生き物の種類は違います。同じ中流地域でも、すんでいたりいなかったりします。このことから、川の水質の状態を知る目安となる生き物を指標(しひょう)生物といっています。どのような川に、どのような生き物がすんでいるのか、川の汚れと生き物の関係 について調べてみましょう。
工作用
・円筒形のペットボトル(500cc)3本
・ビニールテープ
・カッターナイフ
・はさみ
・ものさし
・不要写真(耐水性のある紙)
・油性ペン
調査用
・ふた付きプラスチック容器数個
〈サンプル採集用〉
・メモ帳・筆記具
1:透視計のつくり方
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1
カッターナイフとはさみで3本のペットボトルの底を切り取ります。
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2
3本のペットボトルをつなぎ、水漏れしないようにつぎ目をビニールテープでしっかり巻きます。
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3
油性ペンで、ペットボトルに1cm単位で目盛りを書き込みます。
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4
不要写真の裏に油性ペンで標識を書き、丸く切り取ってペットボトルのフタに貼りつけます。
2:調査の例
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1
透視計いっぱいに川の水を入れ、標識がはっきり見えるまでフタをゆるめながら水を抜きます。
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2
標識が見えた時点で水の高さを測り、その数字をメモ帳に記入します。
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3
川底の石の裏側や藻の生えた場所で、そこにすむ生き物を探してみましょう。
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4
名前のわからない生き物は、図鑑などで調べるために、容器に入れて持ち帰るのも良いでしょう。
3:調査
くっきり標識が見えるのは何cm野距離かな?
川底にすむ指標生物の例
こんな風にまとめて、調査表にしてみましょう
調査をする時は、子どもだけで川に入ってはいけません。
大人といっしょに行き、深い場所には入らないなど、十分注意してください。
NGKサイエンスサイトで紹介する実験は、あくまでも家庭で手軽にできる科学実験を目的としたものです。工作の完成品は市販品と同等ではなく、代用品にもならないことを理解したうえで、個人の責任において実験を行ってください。
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