木から紙へ、紙パックからまた紙へ!
私たちの身の回りにはたくさんの紙があり、牛乳やジュースのパックも紙でできています。紙は原料である植物繊維がからみあってできています。植物繊維は木材などを機械ですりつぶしたり、薬品で煮たりして取り出します。
その後、繊維どうしをからみやすくさせるために、水分を含んだ状態で機械で叩いて柔らかくし、すいて紙の形にします。日本固有の紙である和紙も原料になる植物は違いますが、同じような方法で作られてきました。
普段は捨ててしまう牛乳やジュースのパックを利用して紙作りの工程を再現してみましょう。押し花や色紙をすき込んで、オリジナルのハガキやカードにして楽しむことができます。こんなかたちで、身近なリサイクルをしてみるのも楽しいものですね。
・牛乳やジュースの紙パック
4~5枚
・台所用中性洗剤
・家庭用塩素系漂白剤
・金属製のふるい
・ミキサー
・ポリバケツ
・アイロン
・雑巾、フェルト、新聞紙など
・深めのバット
(洗面器などでもよい)
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1
紙パックは中をよく洗い、開いて乾かします。
このとき、底に当たる部分は切り取って捨てます。 -
2
なべに水2~3リットルと台所用中性洗剤大さじ1杯を入れます。
その中に、よく乾いた紙パックをたたんで入れ、ガスコンロで30分~1時間熱してから、やけどをしない程度まで冷まします。冷めたら紙パックを取り出して軽く水洗いします。
このとき、水が紙パックのほぼ全体に浸透していないようであれば、もう一度ガスコンロで熱し、しばらくつけておきます。 -
3
水洗いした紙パックの表と裏についているフィルムをはがします。
中身だけになった紙パックを手で細かくちぎり、ポリバケツに入れ、かぶるくらいの水と家庭用塩素系漂白剤を50ccほど入れます。
半日くらい放置して紙パックが柔らかくなったら、ざるなどを使って水を切り、よく水洗いします。 -
4
(3)を少量ずつ(一握りくらい)とり、2倍の量になるように水を加えてミキサーにかけます。
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5
細かくなったら、ポリバケツに入れ、順に全てをミキサーにかけていきます。
これで紙すきのもとになるパルプのできあがりです。 -
6
水を張ったバットを用意して紙すきの準備をします。水の中にふるいを沈め、200ccくらいのパルプをそっと流し込みます。
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7
パルプを左右に広げるような感じで揺らしながらゆっくりとふるいを持ち上げ、水を切ります。
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8
ある程度水が切れたら、新聞紙などの上に紙を落とし、雑巾やフェルトなどを使って水分を吸いとります。
そのまま2時間ほど置いておきます。 -
9
指で押しても、水がにじみ出てこない程度に水が切れたら、アイロンをかけ完全に乾かします。
ハガキの大きさに切りそろえたらでき上がりです。
・塩素系漂白剤は口や目に入れないよう気をつけて下さい。
・ガスコンロを使用する際は必ず大人の人と一緒に行ってください。
・大量のパルプをミキサーにかけると故障の原因になりますので、必ず少量ずつかけるようにして下さい。
NGKサイエンスサイトで紹介する実験は、あくまでも家庭で手軽にできる科学実験を目的としたものです。工作の完成品は市販品と同等ではなく、代用品にもならないことを理解したうえで、個人の責任において実験を行ってください。
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