試してフシギ

白い霧の上で、シャボン玉が踊る(No.26)

白い霧の上で、シャボン玉が踊る 白い霧の上で、シャボン玉が踊る

実験監修:東京大学教育学部附属中・高等学校 佐巻健男 
※監修者の役職は掲載当時のものです。
企画制作: 日本ガイシ株式会社

ドライアイスの入った容器の上に、シャボン玉を浮かべてみましょう。シャボン玉は壊れやすいものですが、この方法ではとても「長生き」します。

ドライアイスは二酸化炭素の固体です。水などをかけ、温度を上げると二酸化炭素の気体が発生します。一方、シャボン玉の中身は空気です。窒素が主成分である空気は二酸化炭素より軽いので、シャボン玉の中身はドライアイスから気化した二酸化炭素より軽いことになります。このため、シャボン玉は容器の底に付いて壊れることなく「長生き」しているのです。

比重の差というとても簡単な原理ですが、白い二酸化炭素の気体の上で踊るシャボン玉は、霧のたちこめる湖の上の妖精のよう。眺めをより楽しむために、いろんな角度から光をあててみるのも面白いでしょう。

シャボン玉が一度にたくさんできるように特製「シャボン玉吹き」の作り方も紹介します。

・大きめの容器
(ボールなど)
・台所用中性洗剤
・ドライアイス 約1kg~約2kg
・ストロー
(太めで先が曲がるタイプのもの)5本
・金づち、軍手、新聞紙

  • 台所用中性洗剤と水を、1:5の割合で混ぜて、シャボン玉液を作ります。
    ストローで特製「シャボン玉吹き」を作ります。曲げたストローの短いほうの先を、約2mm間隔で縦に5mmほど切り込みを入れます。

  • 2

    それを5本作り、束ねてテープや輪ゴム等で固定します。

  • 3

    平らな場所に新聞紙を敷き、ドライアイスを金づちなどで小石大に砕きます(必ず軍手をしてください)。大きめの容器に3分の1
    くらいの深さまで入れます。
    ドライアイスに対して約100ccの水をかけます(容器全体に白い気体が行き渡るようにしてください)。どんどん気体の二酸化炭素が出てきます。15分ほどそのままおいておきます。
    ドライアイスを入れた容器に向かって、ななめ上から静かにシャボン玉を吹きます。

・ドライアイスは、アイスクリーム売り場などのほか、氷販売店からも手に入れることができます。
・ドライアイスは、必ず軍手などを使って持つようにしてください。非常に低温なので素手で触ると危険です。
・金づちを使うときは、ケガなどに十分に注意してください。
・洗剤やシャボン玉液は絶対にのみ込まないように注意してください。

NGKサイエンスサイトで紹介する実験は、あくまでも家庭で手軽にできる科学実験を目的としたものです。工作の完成品は市販品と同等ではなく、代用品にもならないことを理解したうえで、個人の責任において実験を行ってください。

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