スライム

ぐにゃぐにゃなのに、突然ぷっつん(No.17)

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ぐにゃぐにゃなのに、突然ぷっつん ぐにゃぐにゃなのに、突然ぷっつん

実験監修:科学実験プロデューサー 米村傳治郎 
※監修者の役職は掲載当時のものです。
企画制作: 日本ガイシ株式会社

実験の説明

液体と固体の両方の性質を持つ粘弾性物質、スライム。
洗濯のりとほう砂で手作りスライムに挑戦してみませんか。

手に乗せたままにしておくと水のように流れ落ち、丸めて形をつくり強くたたきつけると弾み、ゆっくり引っ張ると長く伸びるのに強く引っ張ると切れる。スライムは、液体の性質である粘性と固体の性質である弾性の両方の性質を合わせ持つため「粘弾性物質」と呼ばれます。この粘弾性を利用して、写真にあるようないろいろな遊びに挑戦してみましょう。

スライムが粘弾性を持つのは、その構造に秘密があります。スライムは、洗濯のりに使うPVA(ポリビニールアルコール)と目を洗う時などに使うほう砂(しゃ)と水とを混ぜてつくります。PVAは水に溶けるビニールで、他のビニールと同じように分子が鎖状に長くつながった物質です。そのPVAの長い鎖と鎖の間に、ほう砂が橋を架けるようにいくつもつながって、分子の網目構造がつくられ、この網目に水が取り込まれます。

この網目構造に、ゆっくりと力を加えると、網目を保ったまま変形し、変形が限度を超すと、つなぎ目がずれて掛け変わります。このゆるやかな結合でつくられた構造が、不定形になったり、別のスライムとくっついて一つになったりする液体のような性質を示す原因です。一方で、急に力を加えると、この網目構造が変形に対してもとに戻ろうと反発し、加えた力がさらに強いと分子の鎖が切れてしまいます。このことが、弾性など、固体のような性質を示すのです。

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