相互誘導

断線してても音が聞こえる!?(No.148)

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断線してても音が聞こえる!? 断線してても音が聞こえる!?

実験監修:愛知工業大学客員教授 佐伯平二 
※監修者の役職は掲載当時のものです。
企画制作: 日本ガイシ株式会社

実験の説明

どうしてなのかな

コードが切れたイヤホンからラジオの音は聞こえない・・・当たり前ですよね。でも、実は音を聞く方法があるのです。今回は、その実験をしてみましょう。エナメル線でつくったコイルに、切断したコードの端をそれぞれつないでラジオのイヤホン端子へプラグをさしこみます。これで、ちゃんとイヤホンから音が聞こえてくるのです。

そうかなるほど

これは、相互誘導によるものです。一方のコイルに電流を流すと、磁力線が発生し、発生した磁力線がもう一方のコイルに作用して電流が発生します。図1のようにコイル(1)に乾電池をつなぎ、スイッチを入れたり切ったりして、断続的に電流を流すと、乾電池はコイル(1)にしかつながっていないのに、コイル(2)の検流計の針が振れます。これで相互誘導を目で見ることができます。
相互誘導は、コイルに流す電流をラジオなどの音声電流にかえてもおこります。音声電流をコイルに流すともう一方のコイルに音声電流が発生し、それがイヤホンに流れて音声を聞くことができるのです。

佐伯先生のさらに科学してみよう

2つのコイルの中に、磁石にくっつく金属(鉄など)を入れてみましょう。発生する磁力線が金属で束ねられて、コイルの周りの磁力線が密になります(図2)。その結果、もう一方のコイルに音声電流がたくさん発生するようになり、イヤホンから聞こえる音がより大きくなります。つまり、相互誘導をより効率よく起こすことができるのです。

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