光の三原色

光の足し算引き算(No.138)

お気に入りに追加お気に入り

光の足し算引き算 光の足し算引き算

実験監修:愛知工業大学客員教授 佐伯平二 
※監修者の役職は掲載当時のものです。
企画制作: 日本ガイシ株式会社

実験の説明

どうしてなのかな

赤,緑,青、それぞれの色の水を通ってきた光を白い紙の上で重ねると、赤と緑が重なったところは黄色に、赤と青が重なったところは明るい赤紫色(マゼンタ)、青と緑が重なったところは明るい青緑色(シアン)に、そしてすべてが重なったところは白く見えます。ちょっと不思議ですね。

そうかなるほど

太陽の光(白色光)をプリズムに通すと、さまざまな色の光に分解されます。太陽の光は、いろいろな色の光の組み合わせだったのですね。可視光(人間が見ることのできる光)の波長の範囲をおよそ3等分したときに得られる赤と緑と青の光を、明るさを調節して重ねても、白い色として見ることができます。この3色を光の三原色といいます。白い紙はすべての光を反射するので、これらの3色の光が重なった部分からの反射光には3色の色が含まれています。つまり、3色の光の足し算(加法混色)を見ていることになります。テレビの画面も同じで、拡大すると赤,緑,青の小さな点が光を出していることがわかります。肉眼ではこれらの小さな点を区別することができないので、結果的にこれらの光が足しあわされてさまざまな色が見えるのです。
ところで、実験で使った3色の水をまぜると、どうなるでしょう? 自分で光らない物体は、太陽などの光源の光を反射しないと見ることができません。食用色素でつくった青色の水は、光源からの光のうち青以外の光を吸収して、青い光だけを反射したり透過させて青く見えています。同じように、赤色の水は赤以外の光を吸収し、緑色の水は緑以外の光を吸収します。このため、これらをまぜた水はほとんどの光を吸収して、黒っぽくなってしまいます。絵の具のように自分で光らないものの色は、光の吸収、つまり引き算(減法混色)で考えるのです。

もしこの実験が気に入ったらシェアしてください