試してフシギ

だまし絵消えたブロック(No.114)

消えたブロック 消えたブロック

実験監修:名古屋市科学館学芸員 佐伯平二 
※監修者の役職は掲載当時のものです。
企画制作: 日本ガイシ株式会社

どうしてなのかな

ブロックの上に乗っているダルマさん。15人全員が同じ高さのブロックに乗っていますが、絵を回転させると、あれっ?ひとりだけブロックがなくなってしまいました。どこへ消えてしまったのでしょう。

そうかなるほど

★と●を合わせたとき、15人のダルマさん全員がそれぞれ14段のブロックに乗っています。★と▲を合わせると、前と同じ段数のブロックに乗ったままひとり分消えてしまったように見えますが、14人のダルマさんのブロックを数えてみると、15段に増えています。わずかな違いなので、ブロックの数や高さの変化に気がつきませんが、ブロックがなくなったダルマさんが乗っていた14段のブロックは、ひとつずつほかのダルマさんのブロックになってしまったのです。
簡単な例で考えてみましょう。4つの位置に3段に重ねられたブロックが並んでいます(図1)。これをずらすと(図2)、4段に重ねられたブロックが3つになり、Aの位置ではブロックがなくなって、ほかの3つの位置にブロックが移動してしまいます。この例では積まれたブロックの高さの変化がよくわかりますが、ダルマさんの絵ではブロックが細かく分けられているので、高さの変化がわかりにくいのです。さあ、実際に試してみましょう。

材料

1. 炭酸飲料用500mlペットボトル
(円筒形)1本
2. 画用紙(22cm×7cm)1枚

工作の完成品

道具

•カッターナイフ
•のり

下記のPDFをプリントアウトしてください。

[工作の注意]

・NGKサイエンスサイトで紹介する実験は、あくまでも家庭で手軽にできる科学実験を目的としたものであり、工作の完成品は市販品と同等、もしくは代用品となるものではないことを理解したうえで、個人の責任において実験を行ってください。
・工作・実験を行う際は、必ず手順を読んでから行ってください。
・刃物や器具の取り扱いには十分注意し、ケガをしないようにしましょう。
・小学生など低年齢の方が実験を行う場合は、必ず保護者と一緒に行ってください。

  • 1

    印刷したイラストを切り取って画用紙にはります。

  • 2

    イラストをはった画用紙を切り取り線にそって切り、ペットボトルに巻きます。★と●を合わせて全員がブロックに乗っていることを確認します。片方を回転させて★に▲を合わせると、ひとりだけブロックがなくなります。

NGKサイエンスサイトで紹介する実験は、あくまでも家庭で手軽にできる科学実験を目的としたものです。工作の完成品は市販品と同等ではなく、代用品にもならないことを理解したうえで、個人の責任において実験を行ってください。

NGKサイエンスサイトは日本ガイシが運営しています。ご利用に当たっては、日本ガイシの「プライバシーポリシー」と「ご利用条件•ご注意」をご覧ください。
本サイトのコンテンツ利用に関しては、本サイトお問い合わせ先までご相談ください。

このサイトが気に入ったらシェアしてください

page top