試してフシギ

カップラーメンが宙に浮く(No.101)

カップラーメンが宙に浮く カップラーメンが宙に浮く

実験監修:名古屋市科学館学芸員 佐伯平二 
※監修者の役職は掲載当時のものです。
企画制作: 日本ガイシ株式会社

どうしてなのかな

ヘアドライヤーの噴き出し口を上に向けて風を出し、その流れの中にピンポン玉を入れてそっと手を離すと、ピンポン玉は流れから外れないでフラフラしながら空中で浮いています。カップラーメンなど即席めんのスチロール容器だって、ちょっと不安定ですがちゃんと浮きます。まるで風がピンポン玉やスチロール容器を捕まえているみたい。不思議ですね。

そうかなるほど

水や空気などの流れには、速い所ほど圧力が低く、遅い所ほど圧力が高いという性質があります。ピンポン玉が空中で浮いているのは、上向きの風がピンポン玉にぶつかるとその部分の流れが遅くなって圧力が高まり、ピンポン玉に働く重力とつり合うからなのです(図-1)。この流れの中でピンポン玉がわずかに右に動くと、ピンポン玉の右側では空気の流れがピンポン玉にぶつかるために遅くなって圧力が高まるのに対し、左側では流れが速くなり、圧力が低くなります(図-2)。この圧力の差でピンポン玉は左側、つまり流れの中央の方向へ押し戻されることになり、流れの外へ出ることなくフラフラしながら浮いているのです。風がピンポン玉を捕まえているように見えるのには、こんな理由があるのです。

材料

1. ヘアドライヤー
2. ピンポン玉
3. 即席めんのスチロール容器
(どんぶり形のもの)

[実験の注意]

・NGKサイエンスサイトで紹介する実験は、あくまでも家庭で手軽にできる科学実験を目的としたものであり、工作の完成品は市販品と同等、もしくは代用品となるものではないことを理解したうえで、個人の責任において実験を行ってください。
・実験を行う際は、必ず手順を読んでから行ってください。
・刃物や器具の取り扱いには十分注意し、ケガをしないようにしましょう。

  • 1

    ドライヤーの噴き出し口を上にして、冷風を出します。ピンポン玉を風の流れの中に入れてそっと手を離します。ドライヤーに近づけたり離したりして、うまく浮かぶ位置を探しましょう。

    風量が少ない場合には先を少し絞った紙筒を取り付けて風を絞ってみましょう。

  • 2

    ピンポン玉を指でつついても、ピンポン玉は流れの中に引き寄せられるようにフラフラと浮いています。

  • 3

    即席めんのスチロール容器も浮かせてみましょう。不安定な場合は容器のへりの部分を切るなど流れがスムースになるようにしましょう。

  • 4

    ドライヤーを少し傾けても、浮かせることができます。紙風船などでも試してみましょう。

NGKサイエンスサイトで紹介する実験は、あくまでも家庭で手軽にできる科学実験を目的としたものです。工作の完成品は市販品と同等ではなく、代用品にもならないことを理解したうえで、個人の責任において実験を行ってください。

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