流れの速度と圧力

カップラーメンが宙に浮く(No.101)

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カップラーメンが宙に浮く カップラーメンが宙に浮く

実験監修:名古屋市科学館学芸員 佐伯平二 
※監修者の役職は掲載当時のものです。
企画制作: 日本ガイシ株式会社

実験の説明

どうしてなのかな

ヘアドライヤーの噴き出し口を上に向けて風を出し、その流れの中にピンポン玉を入れてそっと手を離すと、ピンポン玉は流れから外れないでフラフラしながら空中で浮いています。カップラーメンなど即席めんのスチロール容器だって、ちょっと不安定ですがちゃんと浮きます。まるで風がピンポン玉やスチロール容器を捕まえているみたい。不思議ですね。

そうかなるほど

水や空気などの流れには、速い所ほど圧力が低く、遅い所ほど圧力が高いという性質があります。ピンポン玉が空中で浮いているのは、上向きの風がピンポン玉にぶつかるとその部分の流れが遅くなって圧力が高まり、ピンポン玉に働く重力とつり合うからなのです(図-1)。この流れの中でピンポン玉がわずかに右に動くと、ピンポン玉の右側では空気の流れがピンポン玉にぶつかるために遅くなって圧力が高まるのに対し、左側では流れが速くなり、圧力が低くなります(図-2)。この圧力の差でピンポン玉は左側、つまり流れの中央の方向へ押し戻されることになり、流れの外へ出ることなくフラフラしながら浮いているのです。風がピンポン玉を捕まえているように見えるのには、こんな理由があるのです。

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