コロイド

輝け、リサイクルキャンドル(No.07)

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輝け、リサイクルキャンドル 輝け、リサイクルキャンドル

実験監修:科学実験プロデューサー 米村傳治郎 
※監修者の役職は掲載当時のものです。
企画制作: 日本ガイシ株式会社

実験の説明

フライや天ぷらに使った食用油を固めて燃えるゴミとして出すことができるようにする、廃油凝固剤。川や海の汚染を防ぎます。でもそうして固めた廃油、捨ててしまうにはもったいない、だってこんなにステキなローソクができるのですから。使用済みの食用油をリサイクルしてクリスマス・キャンドルを手作りしてみましょう。

ところで、キャンドルをつくった廃油凝固剤は、食用油をどうやって固めるのでしょうか。実は、固めたのではなく、閉じ込めたのです。廃油凝固剤の原料は、植物から抽出した天然油脂系脂肪酸。これを80℃以上の食用油に入れると、この脂肪酸はコロイド粒子という、目には見えないけれども原子や分子レベルよりもかなり大きなサイズの粒子となって溶け、食用油中に均一に分散します。そして油の温度が下がると、コロイド粒子がくっつきあってスポンジ状の構造をつくります。食用油は、そのスポンジ状のすき間に液体のまま閉じ込められ、固まったように見えるのです。コロイドのこの性質を利用したものには、お菓子に使われるゼラチンやカンテン、豆腐やコンニャクなどがあります。

廃油でできたキャンドルの不思議、そこに科学する心への入口が待っています。

ここで紹介するリサイクルキャンドルは、あくまでも「コロイド」の性質を知るための科学実験です。市販品と同等のキャンドルではないことを理解したうえで、個人の責任において実験を行ってください。

[実験の注意]

・NGKサイエンスサイトで紹介する実験は、あくまでも家庭で手軽にできる科学実験を目的としたものであり、工作の完成品は市販品と同等、もしくは代用品となるものではないことを理解したうえで、個人の責任において実験を行ってください。
・火を扱うため、実験には必ず保護者が立ちあってください。
・溶けた油に引火しないよう十分注意し、火をともしたときは目をはなさないでください。
・溶けた油と容器が熱くなります。やけどをしないよう取り扱いには十分に注意してください。
・火からはなれるときは、必ず火を消してください。
・廃油に含まれる不純物によって、ススやにおいが発生します。換気しながら実験を行ってください。

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